だけど・・・。
ご無沙汰レザーの問題は、「革のコンディション」。
白い粉をふいたようなもの。
毛穴が開いたように、白っぽい点々が目立つもの。
そして、表面のカサカサ感。

おまけに・・・あー、ホコリだらけ。
臭いをかいでみたら、カビくさい臭いがして・・・
直後に「ヒーックション!」
「そういえば、クリーニングには出してないし、ダメになったのかも?」
「もう、これって使えないのかなあ?」
ご無沙汰レザーがこうなってしまうのは、女性のあなたなら簡単に想像できるはずです。
「自分の顔を1週間洗わずに、化粧水も乳液も塗らない・・」
考えただけでも「オソロシイ」ですよね。(失礼!あくまで私自身のハナシです)
革だってもとは皮膚なのですから、いくら加工してあるといっても劣化するのは同じです。
汚れが表面に付着し
それが細かい穴に詰まり・・
通気性が日増しに悪くなり・・
その上で高湿度と極度の乾燥のリバウンドの繰り返し。
こんなふうで、しっとりつややかにいられる訳がありません。
でも、そこであきらめないで下さい。
せっかくあなたのところにきた、レザーウェアやバッグ。できることなら、リフレッシュしてまた使いましょうよ。
「でも、また使える状態にリカバリーできるの?」 そんな声が聞こえてきそうです。
そこで、レザーカフェがスムースレザーの元気を取り戻すための、アンチエイジング法をご紹介します。
年齢を感じさせない?!革のアンチエイジングケア
ステップ1:表面のほこりを丁寧に払って、保管中の「臭い」をチェック
お手入れの最初は、いつも表面のほこりなどを払うことから。
カビ菌やほこりがお部屋に舞わないように、できれば屋外に出て
細かい部分も丁寧に天然の毛のブラシでブラッシング。
ほこりっぽい、湿ったような臭いが気になる場合は、除菌消臭
万一、カビを発見、またはカビ臭い場合には、カビ専用のクリーニング剤で
念のため念入りクリーニングをして、再発防止。
(スムースレザーならライニガースプレーでどうぞ)
ステップ2:クリーニングをする
カビトラブルが無い場合にも、レザーソープなどムース状のケアグッズで
全体をしっかり拭いてあげます。
人間の皮膚同様、たまには一度汚れを落としてサッパリさせることが
「くすんだ印象」を遠ざけるポイントです。
ステップ3:「ツヤと張りを取り戻して・・」願いをこめて栄養補給
お肌で言うところの美容液のステップです。
新品の場合には必要がなかったのですが、1年以上たったレザーには
やっぱり質の良い栄養を与えて、うるおいを取り戻させてあげたいですね。
おすすめは、革に負担のかかる有機溶剤を使わずに、天然のシダーウッド
シダーウッドオイルは、まさに私たちの美容液やアロマオイルにも使われているってご存知でしたか?
ツヤを出したい場合は、柔らかい布でからぶきして終了。
嬉しいことにこのアンチエイジングケアは
前から持ち越しのレザーウェアだけでなく、牛革などのロングブーツや
レザーバッグにもそのまま当てはまります。
全然難しい手順ではないので、ご自分の顔にも「美容パック」をしつつ・・(笑)
何点か気になるレザーを選び出して、試してみませんか?
私たちの経験では、このお手入れで「ご無沙汰レザー」も良いコンディションを取り戻します。
ただ、「虫食い」や「日焼けによる変色」がある場合は、残念ながらこの試験キットはお役に立てません。
事前にご無沙汰レザーのチェックをお願いします。
そして、濃いシミがある場合ですが・・・
この「レザーホームエステ」作戦でも、いまひとつと言う場合があるかも知れません。
ですが、しっかり汚れを落とし、良質な栄養を与えることにはなります。
かなり状態が悪い場合でも、何とか使えるレベルにはなるはずです。
リカラーやシミ抜きは、かなり値段もはります。
ぜひ自分でお手入れをしてみましょう。
クリーニングに1着出すより、リーズナブルなコストで家中の表革を「アンチエイジング」
栄養を補給して、今シーズンに向けての防水をとお考えならこんなセットもお役に立てます。